真・暗黒時代猛将伝

相手は真・暗黒時代(涙が止まらない授業中)の人と同じ
从 ’w’)
この人です。


でも私はあきらめませんでした。前回はすぐあきらめちゃったから、今回は一度くらい振られてもあきらめまいと思いました。まあかなりのスパンが空きましたけど。
んで色々考えて、ノートを借りようと思いました。それは再履修の授業で、知っている人がまわりに少ないから話しかけても自然だろうと思いましたね。まあデートは無理だったけど、ノートくらいなら貸してくれるだろうと。これをきっかけに授業の話とかして親密になろうと画策していました。しかもノートを借りるということは、話しかける時、借りる時、返す時と一度の勇気で3度もお話ができるという画期的なアイデアですよ。
んでとある金曜に声をかけました。



(ご´ Д `)<海洋施設計画のノート貸してください。


从 ’w’)<今持っていない。


(ご´ Д `)<じゃあ来週の月曜日お願いします。





これでもう私はロマンティック浮かれモードですよ。ノートを貸してくれるのだと大喜びしました。少なくとも、あなたがノートをかばんに入れてくれる瞬間だけは私のことを考えてくれるのだと思うと、嬉しくてしょうがありませんでした。どんなレイアウトで、どんな文字で書いてあるのかな〜?どっかに落書きとかしてないかな〜?ちょっとくらい匂いとかしないかな〜?もしかしたら試験勉強も一緒にできるかも?とか夢膨らみまくりでしたよ。2年以上経っているけど、ようやくようやく小さな小さな第一歩を踏み出せたのだと、それがどんなに小さくても初めて転ばずに前に進めたのだと、人生で最も幸せを感じました。私はあまりの嬉しさに発狂して、酒を飲んだわけでもないのに、わけの分からんことを叫びながら友達を殴りまくっていましたからね。あまりにも私がしつこく殴るので、しまいには友達もキレて殴りかえしてくるんだけど、私より腕力があるはずなのに、これがまた全然痛くないのさ。変な脳内物質が分泌しまくりでしたよ。


んで月曜日ですね。
私はずっとロマンティック浮かれモードのままで学校に行きました。今日ノートを貸してもらえるのだと。そのときはきっとあなたの方から話しかけてくれるのだと思っていました。名前を呼んでもらったことがないので、私には対してどのような話しかけ方をするのだろうかと色々妄想していました。やっぱオーソドックスに苗字に君付けかな〜?呼び捨てとかも捨てがたいよね?絶対無いだろうけど、もし下の名前で呼ばれたら鼻血出るかも?とか考えてました。
でも全然話しかけてくれないんですよ。んで授業が始まっちゃいました。これはどうしたことかと私は混乱しました。やむを得ず授業が終わって私のほうから話しかけました。





(ご´ Д `)<あの・・・、ノートは?























从 ’w’)<なんか知らない人に貸して返ってこないんだ。だから他の人に借りたら?


















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なんですか?そのとってつけたような言い訳は・・・。土日の間に考えた言い訳ですか?それにまたあなたは「他の人」と言うのですね・・・。私の意図を全て把握した上で「他の人」と発言されているのでしょうか・・・。ようやく小さな第一歩を踏み出せたと思ったのに、それは錯覚だったんですか・・・。つうか私の価値なんてたかが150円のノート1冊よりも下なんですか・・・。

正直、絶望しました。


ノートを貸してくれるのは「いつでもいいから」と私は言っておいたんですが、2週間後の試験日まで待っても結局貸してくれることはありませんでした。


どうしてもあなたから借りたかったから、他の人から借りるような真似はしませんでしたよ。まあ、おかげでノートなしだったんで、海洋施設計画の単位をまた落としたんですがね・・・。恋愛ってリスクばかりが高くて得るものが何もないよね。



こうしてごんげの暗黒時代は続くのでした。