藤子不二雄SF短編PERFECT版
藤子・F・不二雄SF短編集
- 作者: 藤子・F・不二雄
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2000/07/25
- メディア: 単行本
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アマゾンで、1,2,4〜8巻を買いました。
3巻は何故かプレミアついてて4000円もして、定価で売ってなかったので買わなかった。
まあ、我慢できなくなったら買います。
以下は、ネタバレ有り。
つか、うちの読者で買う人あんまりおらんだろうからいいかな?
ミノタウロスの皿
1巻の2話目ですが、読んで挫折した・・・。
話がブラック過ぎて・・・。
あらすじ:
宇宙で遭難した主人公は、とある地球型惑星に命からがら漂着した。
そこで、とある美しい女の子に助けてもらって恋心を抱く。
しかし、その星は、ウシがヒトを家畜として食べる星だった・・・。
その女の子はとても美しかったので、お祭りの食卓に乗ることが決まっていたそうな。
主人公は女の子を助けたくて、有力者を説いてこんな残虐な風習をやめさせようとするのだが、大きな視点で見ていただきたい。
食物連鎖の一環にすぎんのですよ。
ヒトが草を食べ、ウシがヒトを食べ、死ねば土にかえって草を育てる。
うらみっこなしでしょうが。と言われて相手にしてもらえない。
そもそも女の子自体に助かろうという意欲がない。なぜ逃げるの?
食べられないでただ死ぬだけなんて、何のために生まれてきたか分からないわ。
あたしたちの死は無駄なものじゃないわ。
大勢の舌を楽しませるものよ。
とくべつに惜しかったら永久に名が残るのよ。最後の手段として、主人公はお祭りに乱入して止めさせようとするのだが、、
結局女の子は食べられてしまうのでした。
帰りの宇宙船で、泣きながらステーキを食ってる主人公が印象的だったな〜。
なんつうか、ブラックワールド炸裂だったな。
人工心肺が運ばれます。
あれをつないでおけば、首だけになっても意識は残り、
来賓たちの賛辞を聞きながら・・・
って・・・。
まだ1巻の2話目なんだけど・・・。
8巻で合計112話あるらしいが・・・。