ヲタイメージとパブリックイメージ

http://tenasu.honeysand.com/gazo13/cdtv.jpg
CDTVにて、恋人にしたいランキングが発表されたようです。この恋人にしたいランキングでは、ハロメン以外も多数登場することから、一般人の趣向が強く反映していると考えられます。このランキングと、先日私のページで発表した
http://d.hatena.ne.jp/gonge/20050207#p1
ヤフヲク落札件数に見るヲタ人気ランキングを比較します。
今回のデータは前回と違って、順位しか発表されておらず、投票数を量的に把握できないので、順位のみを質的に検討します。ここではハロメンのみを抜粋した順位を扱いますが、ハロメン外は対象としていないので、これで十分だと考えます。





左が前回のヤフヲク落札件数ランキングで、右が今回のCDTV恋人にしたいランキングです。順位変動幅とは、前回の順位に比べて今回は順位がどのように変動したかを示す値です。
今回では18人しかランクインしておりません。この18人が全て登場するのは、前回のランキングの22位までなので、前回のランキングでは22位までを表示しております。

この表を見ると、Berryzがそろって圏外にまで転落しているのが分かります。単純に一般人への露出の少なさによる知名度の低さや、Berryzという小学生メイングループのメンバーを恋人にしたいと思ってしまうと、それは人間としてマズイという要素が働いた結果だと思われます。
このBerryz4人を除くと、前回の18人と、今回の18人は順位に変動があるものの、同じメンツであるので、ヲタ人気と一般人気にはそれほど大きな乖離がないことが分かります。





次に、前回のランキングと今回のランキングの順位変動幅についてソートした表とグラフを示します。


まず、順位変動幅がプラスに大きく作用しているのが矢口、吉澤、新垣、柴田、中澤です。これらのメンツは前回のランキングに比べて今回のランキングでは大きく躍進したことを意味しています。前回のランキングではグッズ購入は大半がヲタであるため、際立った長所短所が要因で発生するいわゆる萌え要素が重きを占めているのに対して、今回のランキングでは一般人の恋人対象としての要素であるので、知名度の高さや際立った欠点がないことが求められると思われます。言うなれば、くせが強くないタイプの人ですね。
特に矢口が大きく躍進していますが、彼女は現在の娘。のリーダーであり、知名度も十分です。そしてトーク、統率力、歌唱力、知能、常識、ダンス、容姿など劣っている点がありません。つまり一般人の恋人として必要な要素である際立った欠点がないという要件を満たしております。さらに、やぐちひとりの評判が良いのも手伝っているのかもしれません。逆を言えば芸能人としての利点となる際立った特長がないことが挙げられますから、前回のランキングではあまり伸びなかったのでしょう。


逆に順位変動幅がマイナスに作用しているのが紺野、飯田、藤本、田中です。紺野、飯田に関しては、普段ぼーっとしていて何を考えているのか分からないと言う一般人特有のパブリックイメージのせいでどのように会話をしたら良いのか分からなくなり、下がったと思われます。しかしヲタ的には彼女達の内面を知るのでその辺り差異が生じたと思われます。
藤本に関しては、非常に攻撃的で、キレる、目つきが悪いという一般人特有のパブリックイメージのせいで、付き合うと虐げられそうだと思って下がったと思われます。萌え的には虐げられるのもありですけど、リアルではなしですからね。しかしヲタ的には彼女の内面を知るのでその辺り差異が生じたと思われます。
田中に関しては、ヤンキーだと言う一般人特有のパブリックイメージのせいで、傍若無人にふるまわれそうだと思って下がったと思われます。萌え的にはヤンキーはありなんですけど、たいていの一般人はヤンキーは嫌いですからね。しかしヲタ的には彼女の内面を知るのでその辺り差異が生じたと思われます。


まとめます。
ヲタ人気と一般人気には大筋では差は少ないが、Berryzには手を出しづらいらしい。
知名度があってくせの強くない人ほど一般人の恋人候補には好まれる。
人によっては、一般人とヲタとの間でイメージに乖離が発生し、人気が下がる。
以上です。