暗黒時代外伝

ふみこさんはバイクに乗るんですよ。んでしばしば私はふみこさんのバイクの後ろに乗ることがありました。でもですね、あるとき、私が運転をして、ふみこさんを後ろに乗せてみたいという衝動に駆られたんですよ。そんで私は普通自動二輪の免許を取得するために教習所に通い始めました。まあ1ヶ月と12万円をかけて無事に取得できました。でも、ふみこさんを後ろに乗せるにはある問題点があったのです。



普通二輪取得後1年以内は二人乗りできないって法律があったのです。



そんな私はある画期的なアイデアを思いつきました。



日本の道路交通法では、上位免許を取得した場合、下位免許の初心運転者期間が消滅するのですよ。つまり、大型自動二輪の免許を取れば、普通自動二輪において初心者扱いされないで済むのです。



んでごんげは大型自動二輪取得を目指してまた教習所に通うのでした。








1ヶ月と10万円を投じて大型二輪免許を取得しました。



でもですね、ここで致命的な問題点が発生しました。



確かに普通二輪の初心運転者期間は消滅したけど、二人乗り禁止期間1年間ってのは、初心運転者期間とは無関係なんですよね。たまたま同じ1年間ってだけでした。知りませんでした。結局二人乗りできないのです・・・。法律にうとい素人の生兵法は怪我のもとですね。_| ̄|○



結局、私の大型自動二輪免許は何の役にも立たないのでした。せいぜい自慢に使うくらいですね。恐らくあんな重たいマシンには一生乗らないでしょうし。バランスを崩しやすいし、倒した場合、起こすのに一苦労ですよ。普通二輪のときは、教習中で1度しか倒さなかったのに、大型二輪のときは何度倒したか数えられないですから。750ccのマシンで250キロくらいありますからね。教習でずいぶん懲りましたわ。
もしくは、キャプテンや本命ををバイクの後ろに乗せて、ギュッとつかまってもらいたいって妄想に使うくらいですね。逆に、キャプテンや本命が運転するバイクの後ろに乗ってギュッとしてみたいって妄想もできます。ふみこさんと私は恋人関係ではないのでギュッとするのには抵抗があります。もし仮に私がギュッとしても、ふみこさんには怪訝に思われるでしょうね。だって、今となっては上位の大型自動二輪を持ってるくせに、何を怖がっているんだ?って思われるもの。












わしってこういうときだけ無駄に行動力と資金力が発揮されるんだよな〜。2ヶ月22万を投じて免許2個も取っちゃったよ。普段はやる気ない、お金使わないネガティブ人間なのにさ。
まあ得るものが何もないのはいつも通りだがね。
いまだにやる気モードに移行するための自分のスイッチがどこにあるのかが分からない・・・。